眼の病気

症状別に、可能性として考えられる病気(疾患)をご紹介します。
一概に、すべての人に当てはまるわけではありませんが、早期発見、早期治療のためにも、参考になさってください。
(気になる方はご自身で判断せず、必ず医師の診査を受けてください。)

人間は、眼でとらえた情報を、脳で “見て”います。「見え方」に現れた異常は、眼の病気だけが原因とは限りません。実際には、脳の病気のシグナルである可能性もあります。
又、私たちは普段、両目で物を見てしまうので、片方の目に異常があっても気が付いていないことがよくあります。
日頃から、一方の眼を隠してみて左右の眼の見え方に違いはないか、視野の広さに違いがないかチェックすることは病気の発見に大切なことです。

白内障とは

人の目は、よくカメラにたとえられますが、カメラのレンズに相当するのが水晶体です。
水晶体は直径9mm、厚さ4mmの凸レンズの形をしていて、膜(嚢)に包まれています。
この膜の前面が「前嚢」、後面が「後嚢」と呼ばれています。
一方、水晶体の中身は、透明な組織でたんぱく質と水分から構成され、「皮質」と「核」にわかれています。
正常な水晶体は透明で、光をよく通します。しかし、さまざまな原因で水晶体の中身のたんぱく質が変性して、濁ってくることがあります。これが「白内障」です。
水晶体が濁ると、光がうまく通過できなくなったり、光が乱反射して網膜に鮮明な像が結べなくなり、視力が低下します。

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緑内障とは

緑内障は、何らかの原因で視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気で、眼圧の上昇がその病因の一つと言われています。
目の中には血液のかわりとなって栄養などを運ぶ、房水とよばれる液体が流れています。
房水は毛様体でつくられシュレム管から排出されます。
目の形状は、この房水の圧力によって保たれていて、これを眼圧とよびます。
眼圧は時間や季節によって多少変動しますが、ほぼ一定の値を保っています。

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糖尿病網膜症とは

「自覚症状」に乏しい糖尿病網膜症。患者の多くが「いいわけ」を口にするゆえんです。
大切な目をまもるため、眼科の先生によく相談して指導してもらいましょう。

  • 糖尿病って大した病気じゃないと思っていたのに
  • 目が悪くなるなんて、知らなかった
  • 自覚症状もなかったし、まだ大文夫だと思っていたのに
  • 失明するとは聞いていたけれど、まさか自分が
  • 内科の受診をしていたから安心していたのに
  • ついつい忙しくて、眼科に行きそびれてしまって
  • 血糖コントロールって甘いものを食べないことだと思っていたのに

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加齢黄斑変性とは

加齢黄斑変性は、黄斑の加齢に伴う変化によっておこる疾患で、高齢者の失明原因のひとつです。
脈絡膜から発生する新生血管(脈絡膜新生血管)の有無で「滲出型(しんしゅつがた)」と「萎縮型」に分類されます。

「滲出型(しんしゅつがた)」加齢黄斑変性
視力にもっとも関わりの深い黄斑が悪くなるため、急激な視力低下や中心暗点(下図参照)を自覚することが多く、病状が進行すると視力が失われる可能性があります。また、片眼に病巣がみられたら、もう片方の眼も発症している可能性がありますので、両眼の検査を受けましょう。

「萎縮型」加齢黄斑変性
黄斑の加齢変化が強くあらわれた状態(網膜色素上皮細胞が萎縮する、網膜色素上皮細胞とブルッフ膜の間に黄白色の物質がたまる)で、病状の進行は緩やかで、視力はあまり悪くなりません。しかし、新生血管が発生することもあるので、定期的に眼底検査、蛍光眼底検査を行い、経過をみる必要があります。特に、片眼がすでに「滲出型」加齢黄斑変性になっている場合は、注意深く経過をみなければいけません。

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ドライアイとは

眼が乾くために、不快な症状が現れるドライアイ
ドライアイは、涙液の減少あるいは質的な変化により眼の表面に障害を生じる疾患です。涙が足りないと涙の役割が低下するので、眼は乾いて傷つきやすい状態となり、重症になると眼の表面に無数の傷がついている場合もあります。

軽い症状はやがておさまることもあります。
しかし症状が強かったりいつまでも長びくようなら眼の表面が傷ついていることが考えられるため、眼科を受診したほうが良いでしょう。傷から細菌が入り込んで眼全体が感染したり、傷が深くなって視力が低下するおそれがあるからです。

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網膜剥離とは

網膜がはがれることを網膜剥離(もうまくはくり)といいます。
網膜色素上皮細胞(もうまくしきそじょうひさいぼう)と神経網膜の接着は弱いので、何らかの原因で神経網膜が網膜色素上皮細胞からはがれて、硝子体(しようしたい)の中に浮き上がってしまうことがあります。
これが網膜剥離です。網膜剥離は、裂孔原性網膜剥離(れっこうげんせいもうまくはくり)と呼ばれる網膜に裂孔(裂け目)を伴うものが一般的です。

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